プログラム
ご参加いただくプログラムは、子どもの不安改善に効果の認められた 認知行動療法に基づくプログラムです。
子どもに自信を与え、友達付き合いや集団生活をスムーズにできるようにすることを目的としています。
楽しい雰囲気の中で、考え方のくせに気づき、それを修正できる技術や、 不安を克服するための技術を身につけます。
方法について
人の気持ちは目で見たり手で触ったりすることが出来ません。
例えば、ワクワクや不安を手で触ることは出来ませんよね。

認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)は不安やうつに対して効果が認められている治療法です。
不安を乗り越えるためには、まず、困っていることに対して形を与えます。
形を与えるとはどういうことでしょうか。
例えば、小さなミスをとても大きく感じてしまうことに「おじゃまむし」と名前をつけます。
そして、心の中に飼っている「おじゃまむし」の声を小さくするにはどうしたらいいかと一緒に考えていきます。

また、不安を乗り越えるために大切なことは、日常生活の中でチャレンジすることです。

このプログラムでは、不安な場面でどのようにチャレンジするかを子どもと一緒に考えて、
一つ一つ階段を上がるように、小さなステップに分けて練習をしていきます。
自転車に乗る時と同じように、実際の練習とその積み重ねは何よりも子どもの力になります。
目標について
認知行動療法のプログラムに参加して、自分の悩みを克服できると、
まるでその悩みが最初からなかったかのようにふるまうお子さんがよくいます。

それは、その子の考え方が変わった証拠です。
ここまでくれば、その子は自分から色々なことにチャレンジできるようになるでしょう。

認知行動療法の最終目標は、自分自身の力で悩みを乗り越える力をつけることなのです。